食と日本酒などが楽しめるイベント「秋の喰酒祭」が9日まで、平字三崎の平中央公園で開かれている。イベントは和風居酒屋ダイニングKINKA(平字白銀町)を中心に実行委員会を組織し、市内の飲食店が参加しており、家族連れをはじめ多くの人たちでにぎわっている。
このうちKINKAでは「鍋」をメインに設定しており、いわき市の水産物ブランド・常磐ものからアンコウの肝を使い、ふんだんな海鮮を交えた「いわき浜鍋」や、イカのわたを用いた「イカのワタナベ」など、身も心も温まる逸品が並んでいる。
また今年も市の減塩食普及プロジェクト「いわきひとしお」が協力し、塩分控えめでもおいしい「ひとしお唐揚げ」「トマト酸辣湯」を販売している。店舗同士のコラボもあり、KINKAとSWEETS SHOP KIKI(平字南町)、木村ミルクプラント(平下神谷)によるスイーツも目を引く。
8日は午後9時まで。最終日の9日は正午~午後8時。雨天決行・荒天中止。詳細はX(旧ツイッター)のアカウント<こちら>まで。

秋の喰酒祭に出店する四家酒造店(内郷高坂町)では、新商品の「又兵衛ブラザー」を取り扱っている。1845(弘化2)年創業の酒蔵として、県内外で「又兵衛」のブランドで知られている中、7代目当主の四家久央さん(55)と弟・明さん(51)が協力して手がけた。
兄弟力を合わせ、杜氏を介さずに仕込んだ又兵衛の限定商品として、『ブラザー』の名を冠しており、パッケージにはうすにごりのさわやかな見た目と口当たりの甘さから、メロンを思わせるデザインをあしらった。
久央さんは「新たな挑戦として、多くの人に飲んでもらえれば」と話している。720ml(四合瓶)で税込み3千円。秋の喰酒祭では一杯から提供する。
(写真1枚目:会場の平中央公園 2枚目:又兵衛ブラザーをPRする四家久央さん)






