市は11日、四倉町でクマの出没を断定した件を巡り、地区内に捕獲用の箱わなと、生き物を人工知能(AI)で感知するカメラを各1基設置し、報道各社に現場を初めて公開した。なお設置場所は市民の場所を考慮して非公表。
四倉町では3日から5日にかけて、クマと思われる動物の目撃が相次ぎ、市ではドライブレコーダーの映像も踏まえて出没を断定した。クマの捕獲に向けた箱わなの設置は、山田町に次いで市内2例目。
箱わなの設置には市、県の担当者と、県猟友会平支部会員の計13人が参加。周辺の草刈りを行った上で、エサとなるはちみつを入れ、近くの樹木にカメラを付けた。
現場の状況は定期的に確認するほか、カメラがクマをとらえた場合は市の担当者が持つスマートフォンに通知が届く。
市環境企画課の佐藤和利主幹兼課長補佐は「市民の皆さんの安全を第一に、私たちも緊張感をもって警戒に当たっている。市街地を含め、いわき市のどこにクマが出てもおかしくはない。万が一クマと出遭った際には、ただちに市や警察に通報するとともに、落ち着いて速やかに立ち去ってほしい」と話す。

市は11日、同日早朝のクマと思われる動物の目撃通報を受け、児童・生徒の安全確保を最優先とし、好間一、好間二の両小と好間中を臨時休校とした。目撃地に隣接する地域として、御厩、高坂、平一、赤井の各小、内郷一、平一、赤井の各中については、下校時の保護者送迎を依頼している。
また好間地区の放課後児童クラブとして、ピーターパンチャイルド、好間二小ゆめいろ・にじいろ児童の各クラブは臨時休所に。近隣の市立保育所・幼稚園については、屋外での活動は控え、施設内で活動を行っている。
公共施設に関しても注意喚起に努めており、好間公民館ではクマに出遭った際の行動等を伝えているほか、万が一の侵入を念頭に自動ドアを手動に切り替えた。
(写真:箱わなを設置する県猟友会平支部の会員、ドアが手動に切り替わった好間公民館)





