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いわき市出身・富田望生さんのラジオ番組 最終回迎える 軽妙なトーク話題に
いわき市民コミュニティ放送「FMいわき」で昨年7月からおよそ1年間にわたり放送してきた、いわき市出身の俳優富田望生さん(25)の冠番組「富田望生のすっぺったこっぺった」が23日夜、最終回を迎えた。
イオンモールいわき小名浜の2階に設けられたサテライトスタジオで公開生放送が行われ、中には急きょ関東地方から駆け付けたファンの姿も。番組はリスナーや放送スタッフのあたたかな拍手に包まれながら、涙、涙のフィニッシュとなった。
冠番組は毎月第4月曜日午後8時からの1時間の公開生放送として、昨年7月にスタート。『すっぺったこっぺった(あーだこーだ)』とおしゃべりする、のんびり自由なスタイルで、毎回季節に合わせたさまざまなトークテーマに合わせてリスナーとのキャッチボールを続けた。
ときには、いわきの行きつけの飲食店や、母校の郷ケ丘小での秘蔵エピソードも数多く飛び出した。
また『音楽好き』の富田さんによる選曲センスも評判を集めたほか、今年1月には初主演映画「港に灯がともる」がまちポレいわきで上映され、舞台挨拶が行われた際も番組には映画の感想が多く寄せられた。
いわきを代表する俳優のひとりとして、いまや映画や舞台、テレビドラマの出演と引っ張りだこだが、ラジオでは飾らず気取らない『素』の富田さんを知ることができると、話題となった。
番組を終え、富田さんは「自分の出演作品について、自分自身の言葉でいち早くファンの皆さまに伝えることができる貴重な場。私自身もすごくリフレッシュできる場所で、『唯一無二のホームタウン』でした」と感慨深げ。
そして「これからもいわきの皆さんにいい報告ができるよう、いわきの皆さんに『いわきの誇りだよ』と言っていただけるよう成長したい」と誓いながら、「今回で番組は最終回ですが、特番で必ず復活します!」と目を輝かせていた。
最終回にはパーソナリティーのベティさんやスタッフも駆け付け、富田さんに花束を渡すなどしてねぎらっていた。富田さんは引き続きFMいわきの公式キャラクター「ウェイビー」の声を務める予定で、最終回の再放送は28日午後5時から。
番組の終了に伴い、昨年8月からいわき民報で連載してきた「紙上ラジオ『富田望生のすっぺったこっぺった』」も7月8日付で最終回となる。
(写真:FMいわきのパーソナリティー、スタッフに囲まれて記念撮影する富田さん)